Make×Claude API連携で記事作成を自動化する設定完全ガイド
「MakeとかAI自動化って聞くけど、何から始めればいいか全然わからない…」
「連携させたいツールはなんとなくわかるけど、全体の設計が頭の中で描けない…」
「設定が難しそうで、また後回しにしてしまった…」
そんな状態のあなたに向けて、この記事ではMake×Claude API連携で記事作成を自動化する設定手順を完全ガイドとして解説します。結論から言うと、MakeのHTTPモジュールとClaude APIを組み合わせれば、プログラミングなしで記事の自動生成が実現できます。設定の全体像から具体的なモジュール設定まで、順番どおりに読めば今日中に動く仕組みが作れます。
Make×Claude連携
- 01.MakeでClaude APIを呼び出す基本設定の手順がわかる
- 02.記事自動生成ワークフローの全体設計と各モジュールの役割がわかる
- 03.自動化後の時短効果と収益化に繋げるための考え方がわかる
MakeとClaude APIで何ができるのか?全体設計を先に理解する
ワークフローの全体像
まず「何がどう繋がっているか」を理解することが最重要です。Make(メイク)とは、ノーコード(プログラミング不要)でアプリとアプリを繋ぐ自動化ツールです。Claude APIとは、Anthropic(アンソロピック)社が提供するAI・Claudeをプログラム経由で呼び出せる仕組みのことです。
この2つを繋げると、「キーワードが届いたら自動でAIが記事を書いて、WordPressに投稿する」という流れが、あなたが何もしなくても動き続けるようになります。全体の流れは以下のとおりです。
- トリガー(きっかけ):Google FormsやGoogle Sheetsにキーワードが入力される
- 処理:MakeがClaude APIを呼び出し、記事本文を生成させる
- 出力:生成された記事をWordPressやGoogle Docsに自動保存する
この3ステップが基本の型です。慣れてきたら、SNS投稿や画像生成なども追加できます。
ChatGPTではなくClaudeを選ぶ理由
多くの記事ではOpenAI(ChatGPT)との連携が紹介されていますが、Claudeには長文生成の精度が高く、日本語の文脈理解が自然という特徴があります。特にブログ記事のような2000〜3000文字のコンテンツ生成では、Claude Sonnet 4モデルが安定した品質を発揮しやすいです。また、MakeにはOpenAI専用モジュールが用意されているのに対し、Claude APIはHTTPモジュール(自由にAPIを呼び出せる汎用モジュール)経由で繋ぐため、APIの仕組みを理解しながら設定できるという学習効果も得られます。
必要なアカウントと費用感
事前に用意するものは3つです。Makeアカウント(無料プランあり)、Anthropicのアカウント(Claude APIキー発行用)、記事の出力先となるWordPressやGoogle Docsです。費用感として、MakeはFreeプランで月1,000オペレーション(操作回数)まで無料です。Claude APIは従量課金で、1記事あたり約2〜5円程度が目安です(モデルやトークン数により変動します)。月30記事生成しても150円程度と想定できます。
Claude APIキーの取得とMakeへの接続設定
Claude APIキーを発行する
まずAnthropicの開発者向けサイト(console.anthropic.com)にアクセスしてアカウントを作成します。ログイン後、左メニューの「API Keys」から「Create Key」を押してAPIキーを発行します。発行されたキーは必ずこの画面でコピーして保存してください。画面を閉じると二度と表示されません。
Claude APIキーの取得手順
4 STEPS
- 01
Anthropicのコンソールにアクセス
console.anthropic.comにアクセスし、Googleアカウントなどでサインアップします。クレジットカードの登録が必要ですが、最初に無料クレジットが付与されます。
- 02
API Keysページへ移動
ログイン後、左サイドバーの「API Keys」をクリックします。「+ Create Key」ボタンを押して新しいキーを作成します。
- 03
APIキーをコピーして保存
生成されたキーを必ずメモ帳やパスワードマネージャーに貼り付けて保存します。「sk-ant-」から始まる文字列がAPIキーです。
- 04
Makeに接続する
MakeのHTTPモジュール設定画面でこのキーを使用します。次のセクションで詳しく説明します。
MakeでHTTPモジュールを使ってClaudeに繋ぐ
MakeにはClaude専用のモジュールがまだ少ないため、「HTTP > Make an API Key Auth Request」モジュールを使います。このモジュールは「自分でAPIのURLやヘッダーを指定してリクエストを送る」汎用モジュールです。設定値は以下のとおりです。
- URL:https://api.anthropic.com/v1/messages
- Method(送信方法):POST
- Headers(ヘッダー):x-api-key に発行したAPIキーを入力、anthropic-version に 2023-06-01 を入力
- Body type(本文の形式):Raw
- Content type:JSON(application/json)
Body(リクエストの中身)には以下のようなJSON形式を入力します。
- model: “claude-sonnet-4-5”
- max_tokens: 4000
- messages: [{“role”: “user”, “content”: “【ここにプロンプトを入力】”}]
プロンプト部分には前のモジュールから受け取ったキーワードを動的に差し込むことができます。これがMakeの「マッピング機能(前のモジュールのデータを次に渡す仕組み)」です。
レスポンスからテキストを取り出す
Claude APIが返してくるデータはJSON形式です。記事本文は content[0].text という場所に格納されています。Makeでは次のモジュールでこの値をマッピングするだけで、生成された記事テキストを取り出せます。取り出したテキストをWordPressモジュールやGoogle Docsモジュールに渡せば、自動投稿・自動保存が完成します。
記事自動生成ワークフローの完全設計
トリガーとなるモジュールの選び方
記事生成ワークフローでは、何をきっかけに動き出すかを決めることが最初のポイントです。初心者におすすめのトリガーは2つです。一つ目はGoogle Sheetsのウォッチモジュールで、スプレッドシートに新しい行が追加されたときに自動で動き出します。キーワード一覧表に追加するだけでOKなので管理が楽です。二つ目はスケジュールトリガーで、「毎朝9時に自動実行」のような時間ベースの設定です。どちらも使い慣れたGoogle系ツールと繋がるので、初めての自動化に最適です。
プロンプト設計が記事品質を決める
Makeから送るプロンプト(AIへの指示文)の設計が記事品質に直結します。おすすめのプロンプトテンプレートは以下のとおりです。
- 「あなたはSEOに詳しいブログライターです。」(役割を与える)
- 「『{{キーワード}}』をテーマに2000文字の記事を書いてください。」(テーマと文字数を指定)
- 「見出しはH2とH3を使い、読者が行動したくなる結論で締めてください。」(構成を指定)
MakeではGoogle Sheetsから取得したキーワードを {{1.keyword}} のような形で動的に差し込めます。これにより、スプレッドシートにキーワードを入力するだけで、毎回異なるテーマの記事が自動生成される仕組みになります。
出力先の設定とWordPress自動投稿
生成した記事テキストをWordPressに自動投稿するには、MakeのWordPress「Create a Post」モジュールを使います。設定に必要なのはWordPressのサイトURL、ユーザー名、アプリケーションパスワード(WordPress管理画面のプロフィールページで発行できる専用パスワード)の3つです。投稿ステータスを「下書き」にしておけば、自動生成された記事をそのまま公開せず、人の目で確認してから公開できます。最初は必ず「下書き」設定にすることを強くおすすめします。
手動での記事作成
- 1記事あたりの作業時間2〜4時間
- 月間作成本数4〜8本が限界
- 深夜作業の発生週2〜3回
Make×Claude自動生成
- 1記事あたりの作業時間確認・修正のみ15〜30分
- 月間作成本数30本以上が見込める
- 深夜作業の発生ほぼゼロ
失敗しやすいポイントと注意点
最初から完璧を目指さない
Make公式ブログ(make.com/en/blog)では、AI連携の設計として「まず1つの高頻度ワークフローから始め、最小構成で動かしてから拡張する」ことを推奨しています。多くの初心者が陥るミスは、トリガー・AI生成・SNS投稿・メール通知・ログ記録…と最初から全部繋ごうとして途中で詰まることです。最初はトリガー → Claude API → Google Docs保存の3モジュールだけで動かしましょう。
APIコストとMake実行回数の管理
MakeのFreeプランは月1,000オペレーション(1モジュールの実行が1オペレーション)です。1回の記事生成で6モジュール使うなら、月166回実行できる計算です。毎日1本生成すると月30回なので余裕がありますが、テスト実行を繰り返すと意外と消費します。設定中は「Run once(1回だけ実行)」ボタンでテストし、本番運用前にオペレーション消費を確認してください。Claude APIコストも、テスト段階ではmax_tokensを500程度に下げておくと節約できます。
生成コンテンツをそのまま公開しない
AIが生成した記事には、事実誤認・古い情報・文体のバラつきが含まれることがあります。Make公式も「重要なアウトプットにはhuman-in-the-loop(人間の確認ステップ)を入れること」を推奨しています。WordPressへの投稿ステータスは必ず「下書き(draft)」にし、公開前に必ず人の目で確認するフローを維持してください。SEO・読者信頼・ブランドイメージすべてに影響します。
この記事のまとめ
- MakeのHTTPモジュールとClaude APIを繋げば、プログラミングなしで記事自動生成が実現できる
- ワークフローは「トリガー → Claude API呼び出し → 出力先保存」の最小3ステップから始めるのが成功の鍵
- 自動化後は1記事あたりの作業が確認・修正の15〜30分に圧縮でき、月30本以上の量産も見込める
まず今日やること:Anthropicのコンソール(console.anthropic.com)にアクセスして、Claude APIキーを1つ発行してみてください。アカウント作成からキー取得まで10分もかかりません。キーさえ手元にあれば、次にMakeを開いたとき迷わず設定を進められます。
DEEP DIVEもっと詳しい設定手順はnoteで公開中 →noteへ
よくある質問
Q1:MakeのFreeプランでClaude APIと連携できますか?
A1:はい、できます。FreeプランでもHTTPモジュールは使えるので、月1,000オペレーション以内であればClaude APIとの連携を無料で試せます。
Q2:Claude APIとChatGPT APIはどちらが初心者向きですか?
A2:どちらも同程度の難易度です。ただしClaudeは長文の日本語生成が安定しているため、ブログ記事生成には特に向いています。
Q3:Makeのシナリオ(ワークフロー)はどのくらいの時間で作れますか?
A3:基本の3モジュール構成なら、初めてでも1〜2時間で動かせます。設定に詰まる箇所はHTTPのヘッダー設定部分なので、そこだけ集中すれば大丈夫です。
MakeとClaude APIを繋げれば、今日から記事作成の自動化が始められる。
- 設定のキモはHTTPモジュールのヘッダー(x-api-key)とBody(JSON形式)の2箇所だけ
- 最初はトリガー→API→保存の最小3ステップで動かし、慣れてから機能を追加する
- 生成記事は必ず下書き保存にして人の目で確認してから公開する習慣をつける
難しく考えなくて大丈夫です。
まず一歩踏み出せば、あとはAIが助けてくれます。
ズルいくらい、うまくいく。