MakeとAI APIを連携させた自動収益化ワークフローの作り方
「Makeって便利そうだけど、何から手をつければいいの?」「AIと自動化を組み合わせて収益を作りたいのに、全体の設計がさっぱりわからない」「設定が難しそうで、結局触れないまま時間だけが過ぎていく」……そんな状態のあなたに、この記事はちょうど刺さるはずです。
この記事を読めば、MakeとAI APIを繋いだ自動収益化ワークフローの全体設計から、具体的な設定手順までひとつながりで理解できます。
結論から言うと、MakeはノーコードでAI APIと各種サービスを繋ぎ、「繰り返し作業を自動でこなす仕組み」を最短で作れる神ツールです。コードは一切不要。設計さえ理解すれば、副業1年目でも十分に動かせます。
Make×AI自動収益化
- 01.MakeとAI APIを繋ぐワークフローの全体設計がわかる
- 02.OpenAI・Gemini・ClaudeのAPI接続手順がわかる
- 03.収益化に直結するワークフロー3パターンと時短効果がわかる
Makeとは何か?AI自動化との相性がズルいほどいい理由
Makeの基本構造をざっくり理解する
Make(メイク)は、異なるアプリやサービスをブロックのように繋いで自動化の流れ(=シナリオ)を作るノーコードツールです。コードを一行も書かずに、「Aが起きたらBをして、次にCに送る」という処理をビジュアルで組み立てられます。
Make公式情報によると、OpenAI・Google Gemini・Anthropic Claudeを含む1,500以上のアプリと連携可能で、ドラッグ&ドロップで接続できます。これがAI自動化との相性が抜群な理由です。AIは「考える」、Makeは「動かす」という役割分担で、ふたつを組み合わせると人間が手を動かさなくていい仕組みが完成します。
Zapier・n8nとの違い:なぜMakeを選ぶのか
自動化ツールにはZapierやn8nも有名ですが、2026年11月時点の比較データ(Zapier公式ブログ「n8n vs. Make」2026年11月5日)によると、3ツールの特性は以下のとおりです。
- Make:複数サービスを組み合わせる中規模ワークフローに最適。Core プランは月9ドル〜(年払い)で1万オペレーション(処理1回分の単位)付き
- Zapier:シンプルな1対1の連携に強いが、多段処理になるとコストが上がりやすい
- n8n:複雑な分岐や長い処理に向くが、サーバー管理が必要で初心者には敷居が高い
副業1年目でAI自動化を試すなら、無料プランから始められてビジュアルが直感的なMakeがいちばん入りやすい選択肢です。
収益化できる用途はこれだけある
MakeとAIを組み合わせると、以下のような副業・受託案件に使える仕組みが作れます。
- ブログ記事の下書き・自動投稿(WordPress連携)
- SNS投稿文の自動生成・予約配信(X・Instagram連携)
- 月次・週次レポートの自動作成・メール送信
- EC商品説明の一括自動生成
- 問い合わせ内容の分類・返信案作成
どれも「毎週繰り返す作業」を自動化できるため、月額契約の受託サービスに直結しやすいのが特徴です。
MakeでAI APIに繋ぐ全体設計を理解する
自動化ワークフローの基本構造
MakeとAIを繋いだワークフローは、どのパターンも基本的に次の4層で構成されます。
- ①トリガー(きっかけ):Google Sheetsに行が追加された、Notionのステータスが変わった、スケジュール時刻が来た、など
- ②AI処理(頭脳):OpenAI・Gemini・Claudeに入力データを渡し、文章・分析・分類などを生成させる
- ③データ保存(記録):Google Docs・Notion・Airtableなどに結果を書き込む
- ④出力・通知(配信):WordPressへ下書き投稿・Slackへ通知・メール送信・SNS予約投稿など
この4層を意識しながら組み立てると、どんなワークフローでも迷わず設計できます。
AI APIとMakeを繋ぐ3パターン
収益化に直結するワークフローを3つ紹介します。それぞれのトリガー〜出力の流れを把握しておきましょう。
パターン1:ブログ記事自動生成
Google Sheetsのキーワード欄に入力 → AIが構成・本文・タイトルを生成 → Google Docsに保存 → WordPressへ下書き投稿 → Slackへ完了通知
パターン2:SNS投稿自動生成
Notionの投稿カレンダーの予定日になる → AIが媒体別の投稿文を生成 → Slackで承認依頼 → 承認後にBufferやXへ予約投稿 → 投稿履歴をSheetsに記録
パターン3:週次レポート自動作成
毎週月曜日にスケジュール起動 → Google Sheetsから売上・アクセスデータを取得 → AIが前週比・課題・改善案を生成 → Google Docsにレポートを作成 → PDFをメールで送信
自動化前の作業状況
- SNS投稿10本作成2〜4時間
- 週次レポート作成2〜5時間
- ブログ下書き1本2〜5時間
自動化後の作業状況
- SNS投稿10本作成30〜60分程度に短縮できると想定
- 週次レポート作成20〜60分程度に短縮できると想定
- ブログ下書き1本30〜90分程度に短縮できると想定
※上記の数値はMake公式情報およびAI Hacksの試算をもとにした目安です。実際の効果は入力データの品質・修正回数・承認フローによって変わります。
MakeにAI APIを接続する具体的な手順
OpenAI(ChatGPT)をMakeに繋ぐ方法
OpenAI APIをMakeに接続する手順
7 STEPS
- 01
OpenAIのAPIキーを発行する
OpenAIの開発者ダッシュボード(platform.openai.com)にログインし、「API keys」からキーを新規作成します。発行したキーはこの画面でしか確認できないため、必ずメモしておきましょう。
- 02
Makeで新しいシナリオを作成する
Makeにログインし「Create a new scenario」をクリックします。左上の「+」ボタンからモジュールを追加する画面に進みます。
- 03
OpenAIモジュールを追加する
モジュール検索窓に「OpenAI」と入力し、「OpenAI (ChatGPT, DALL-E, Whisper)」を選択します。使いたいアクション(例:Create a Completion)を選びましょう。
- 04
「Create a connection」でAPIキーを登録する
モジュール設定画面で「Create a connection」をクリックし、発行したAPIキーを貼り付けて保存します。接続名は後でわかるように「OpenAI-本番」などと付けておくと便利です。
- 05
モデルとプロンプトを設定する
使用するモデル(例:gpt-4o)を選択し、System欄とUser欄にプロンプトを入力します。前のモジュールのデータを「{{1.keyword}}」のようにマッピング(変数として埋め込む)できます。
- 06
テスト実行で出力を確認する
「Run once」をクリックして1件だけ試し実行します。AIの出力が期待どおりかを必ずこの段階で確認してください。
- 07
後続モジュールに出力をつなぐ
AIの出力テキストを「{{6.choices[].message.content}}」のようにマッピングして、Google DocsやWordPressなどの次のモジュールに渡します。
Google Gemini APIをMakeに繋ぐ方法
Make公式(2026年10月16日更新)によると、GeminiはGoogle AI StudioでAPIキーを発行してMakeに登録する手順で接続できます。
- Google AI Studio(aistudio.google.com)にアクセスし「Get API key」→「Create API key」を選択
- Makeのシナリオ上で「Google Gemini AI」モジュールを追加
- 「Create a connection」からAPIキーを貼り付けて保存
- プロンプトと入力データを設定し、出力を後続モジュールにマッピング
Geminiは長文の要約や多言語処理が得意で、レポート自動作成のワークフローと相性がよいと感じます。OpenAIと使い分けながら試すのがおすすめです。
Anthropic Claude APIをMakeに繋ぐ方法
Make公式ヘルプ(「Create your first AI agent」2026年10月26日更新)によると、Makeの有料プランではAI AgentモジュールからカスタムAIプロバイダーとしてAnthropicを選択できます。
- Anthropicのコンソール(console.anthropic.com)でAPIキーを発行
- MakeでAI Agentモジュールを追加し「Add」をクリック
- プロバイダー選択で「Anthropic Claude」を選び、APIキーを登録
- 使用モデル(例:claude-3-5-sonnet)と最大出力トークン数を設定
Claudeは長文の自然な文章生成に強みがあります。ブログ記事の本文生成など、読み心地が重要な用途に向いています。
収益化のリアルと失敗しやすいポイント
収益モデルの設計:いくらで売れるか
自動化ワークフローの収益化には主に3つのモデルがあります。架空の事例として断言はできませんが、市場感として以下のような価格帯が想定できます。
- 初期構築費(システム設計・構築の費用):3万〜20万円程度
- 月次保守費(運用管理・改善の費用):5,000円〜5万円程度
- SNS運用代行(投稿生成・管理込み):月額3万〜15万円程度
- 自動化テンプレート販売(再利用可能な設計図の販売):数千円〜数万円程度
「月に何時間の作業を削減できるか」を先に計測し、削減時間×クライアントの時給換算で料金を設定すると、相手に価値を説明しやすくなります。
競合記事にない視点:「収益化できない人」がやりがちな失敗
Makeの使い方解説記事は増えていますが、「なぜ収益にならないか」を書いている記事はほぼありません。副業1年目のKyoが実際に試して気づいた、収益化できない人のパターンはこれです。
「完全自動化」を最初から目指してしまう問題があります。AIが生成した記事をそのまま大量公開したり、AIの投稿文を無承認でSNSに流したりすると、誤情報・ブランド毀損・検索エンジン評価の低下につながるリスクがあります。
稼げる自動化の正解は、「AIが生成 → 人間が確認 → 自動で配信」という半自動化モデルです。人間の目を1回入れるだけで品質は格段に上がり、顧客への説明もシンプルになります。
設定でつまずく7つのポイントと対策
- APIキーの流出:スクリーンショット・共有画面・ログに絶対に表示しない。不要になったキーはすぐ無効化する
- AI出力の形式が不安定:JSON形式で出力するようプロンプトに明記し、MakeのParse JSONモジュールで検証する
- 無限ループ(同じ処理が繰り返し走る):処理済みフラグをSheetsやNotionに保存し、同じレコードを再処理しない設計にする
- 重複投稿:投稿IDや処理日時を記録し、MakeのFilterモジュールで未処理のものだけ通過させる
- Makeのオペレーション数の想定超え:1シナリオのモジュール数×実行回数がオペレーション消費量になる。先に計算してプランを選ぶ
- エラー時に処理が止まる:Error handlerモジュールを追加し、失敗時にSlackやメールへ通知する設定を入れる
- 個人情報の取り扱い:顧客データをAI APIに送る前に匿名化し、利用規約・契約上の問題がないか確認する
この記事のまとめ
- MakeはノーコードでAI APIと1,500以上のアプリを繋げる自動化ツールで、副業1年目でも扱いやすい
- 収益化の鉄則は「完全自動化」ではなく「AI生成→人間確認→自動配信」の半自動化モデル。これが品質と信頼を両立させる
- まず1つのワークフローを完成させることが最優先。ブログ下書き・SNS投稿・週次レポートのどれか1つに絞って動かすのが最短ルート
まず今日やること:Makeに無料登録して、Google SheetsとOpenAIを繋ぐだけの超シンプルな1モジュールシナリオを1つ作ってみましょう。動いた瞬間、「これ本当に動くんだ」という実感が全てを変えます。
DEEP DIVEもっと詳しい設定手順はnoteで公開中 →noteへ
よくある質問
Q1:Makeは無料で使えますか?AI APIとの連携もできますか?
A1:Makeは無料プランから使えます。ただしAI Agentなど一部の機能は有料プラン(月9ドル〜)が必要です。OpenAI・Geminiは無料プランでも基本的に接続できます。
Q2:AIが生成した記事をそのままWordPressに公開してもいいですか?
A2:おすすめしません。誤情報・独自性の欠如・検索評価の低下リスクがあります。「AI生成→人間が確認・編集→公開」のフローが安全で品質も高くなります。
Q3:Makeのオペレーション(処理単位)はどれくらい消費しますか?
A3:1回の実行でモジュール数分消費します。例えば5モジュールのシナリオを100回実行すると500オペレーション消費します。先に計算してプランを選ぶのが安心です。
MakeとAI APIの組み合わせは、副業1年目でも「一度作れば自動で動く仕組み」を現実にできる最短ルートです。
- 収益化の鍵は「完全自動化」ではなく「半自動化+人間の確認」というモデルにある
- OpenAI・Gemini・ClaudeはAPIキーをMakeに登録するだけで繋がる
- まず1ワークフローを完成させれば、設計の感覚が一気にわかる
難しく考えなくて大丈夫です。
まず一歩踏み出せば、あとはAIが助けてくれます。
ズルいくらい、うまくいく。