MakeとChatGPTを組み合わせた自動化で、下書き作成までを30分以内に短縮できる方法。

2026.04.28 READ 5 MIN

「毎週ブログを更新したいけど、時間がない」「AIで記事を作れるって聞いたけど、どうやるの?」そんな悩みを抱えていませんか?私も以前は1記事に3時間以上かけていました。でも今は、MakeとChatGPTを組み合わせた自動化で、下書き作成までを30分以内に短縮できています。この記事では、AI初心者でも実践できる記事自動化の手順を、具体例を交えて解説します。

MakeとChatGPTを連携させる基本の仕組み

まず結論から言うと、MakeはChatGPTと他のツールをつなぐ「橋渡し役」です。Googleスプレッドシートにキーワードを入力すると、自動でChatGPTが記事を生成し、WordPressに下書き保存される。この流れを一度作れば、あとは放っておいても動きます。

Makeとは何か

Makeは、プログラミング不要で様々なWebサービスを連携できるツールです。以前はIntegromatという名前でした。特徴は以下の通りです。

  • 視覚的にフローを組める(ドラッグ&ドロップ操作)
  • OpenAI、WordPress、Slack、Googleサービスなど連携先が豊富
  • 無料プランでも月1,000回の実行が可能

ChatGPT(OpenAI API)の役割

ChatGPTは記事の「執筆担当」です。APIを使えば、Makeから指示を送るだけで本文を生成してくれます。GPT-4oやGPT-4o-miniなど複数のモデルがあり、品質とコストで使い分けるのがコツです。

最小構成で動く自動化フローの作り方

自動化の流れ


情報収集AI


記事生成AI


WordPress投稿

最初から完璧を目指すと挫折します。まずは「動く」ことを優先しましょう。必要なのは4つのツールだけです。

  • Googleスプレッドシート(キーワード管理)
  • Make(自動化の司令塔)
  • OpenAI API(記事生成)
  • WordPress(記事の保存先)

ステップ1:OpenAI APIキーを取得する

OpenAIの公式サイトでアカウントを作り、APIキーを発行します。このキーは絶対に他人に見せないでください。漏れると不正利用される可能性があります。発行後はMakeの「OpenAI」モジュールに登録するだけで連携完了です。

ステップ2:Makeでシナリオを作成する

Makeにログインしたら「Create a new scenario」をクリック。以下の順番でモジュールを追加します。

  • Google Sheets → Watch Rows(新しい行を監視)
  • OpenAI → Create Chat Completion(記事生成)
  • WordPress → Create a Post(下書き保存)

これだけで基本フローは完成です。スプレッドシートにキーワードを入れると、自動で下書きが作られます。

ステップ3:プロンプトを設定する

ChatGPTへの指示文(プロンプト)が記事の品質を左右します。最低限入れるべき情報は以下の通りです。

  • 記事のキーワード
  • 想定読者(例:30代会社員、副業初心者)
  • 文体の指定(です・ます調など)
  • 文字数の目安

「〇〇について2000文字で解説して」だけでは品質が安定しません。読者像と目的を具体的に伝えることが大切です。

初心者がつまずきやすい3つのポイントと対策

自動化を始めると、必ずエラーに遭遇します。私自身が経験した失敗と解決策を共有します。

APIキーのエラー(401・403)

「認証に失敗しました」というエラーは、APIキーの問題がほとんどです。キーをコピーする際に余計なスペースが入っていないか確認してください。また、OpenAIのクレジット残高が0だと動きません。最初に5ドル程度チャージしておくと安心です。

文章が途中で切れる

長い記事を一度に生成しようとすると、トークン上限で途中終了します。対策は「見出しごとに分割生成」すること。Makeのイテレーター機能を使えば、h2ごとに本文を生成して最後に結合できます。

毎回文体がバラバラになる

同じプロンプトでも、生成のたびに口調が変わることがあります。これを防ぐには、プロンプトに「必ずです・ます調で統一」「箇条書きは3〜5項目」など具体的なルールを書き加えます。温度(temperature)を0.3〜0.5に下げるのも効果的です。

品質を高めるための追加設定

動くようになったら、次は品質向上です。そのまま公開すると事実誤認やSEO的な問題が起きる可能性があります。

事実確認と引用の自動化

ChatGPTは時に誤った情報を生成します。対策として、Web検索APIを組み合わせて参考URLを取得し、本文に引用を挿入する方法があります。「(出典:〇〇、2024年5月取得)」のように記載すれば、読者も安心です。

人間による承認フローを入れる

自動で公開まで進めるのはリスクがあります。Slackに承認リクエストを送り、OKボタンを押したら公開される仕組みがおすすめです。差し戻しコメントをプロンプトに反映させる設計にすれば、修正も効率化できます。

下書き限定で運用する

最も安全なのは、WordPressへの投稿を「下書き」に限定すること。公開前に必ず人の目でチェックする習慣をつければ、低品質な記事が世に出ることを防げます。

コストと運用の現実的な話

「無料で何記事でも作れる」と思っている方、それは誤解です。OpenAI APIは従量課金で、1記事あたり数円〜数十円かかります。Makeも無料枠を超えると有料プランが必要です。

私の場合、月20記事ペースで運用して、OpenAIが約500円、Makeが約1,000円程度。合計1,500円で20記事の下書きが手に入ると考えれば、十分に元は取れています。

Makeとn8nの違い

自動化ツールとしてn8nもよく比較されます。簡単にまとめると以下の通りです。

  • Make:クラウド型で導入が簡単。初心者向け。小〜中規模に最適
  • n8n:自社サーバーに設置可能。カスタマイズ性が高い。エンジニア向け

まずはMakeで試して、規模が大きくなったらn8nを検討するのが現実的な流れです。

まとめ:まずは最小構成で動かしてみよう

MakeとChatGPTを使った記事自動化は、特別なスキルがなくても始められます。大切なのは「完璧を目指さず、まず動かす」こと。最初はキーワードから下書きを作るだけの簡単なフローで十分です。

慣れてきたら、引用挿入や承認フロー、画像生成などを追加していけばOK。私も最初は3モジュールだけの構成から始めて、今では10以上のモジュールを組み合わせています。ぜひ今日から、あなたも最初の一歩を踏み出してみてください。