Claudeのプロジェクト機能で案件別に自動整理する設定手順

2026.05.24 READ 9 MIN TOOLS · HOW-TO
この記事の要点

案件別自動整理術

READ 5MIN / 3ITEMS

  1. 01.Claudeのプロジェクト機能で案件ごとに会話・資料・指示をまとめる方法
  2. 02.毎回同じ説明を繰り返さずに済む設定手順をステップ形式で解説
  3. 03.複数案件を爆速で切り替えながら作業できる運用ルール

Claudeに毎回「これはA社の案件で、担当は〇〇で、文体は丁寧めで…」と同じ説明を打ち込んでいませんか?新しいチャットを開くたびに前の作業内容が消えて、また一から入力し直していませんか?複数の仕事を並行しているのに、会話が混ざってどの案件の話だったか見失ってしまうことも多いはずです。

この記事を読めば、案件ごとにClaudeの設定を自動整理して、毎回の前置き入力をゼロにすることができます。結論から言うと、ClaudeのProjects(プロジェクト機能)を作って、案件ごとのルールと資料を登録するだけです。設定は5分もあれば終わります。今日からすぐ使えます。

PROCEDURE

プロジェクト機能の初期設定手順

5 STEPS

  • 01

    Claudeにログインしてプロジェクトを新規作成

    左サイドバーの「Projects」をクリックして「New Project」ボタンを押す。

  • 02

    案件名を入力してプロジェクトを命名

    「A社提案書」「採用広報」など、一目でわかる名前をつける。

  • 03

    プロジェクト指示欄に案件のルールを登録

    文体・出力形式・前提情報など、毎回説明していたことをまとめて入力する。

  • 04

    関連資料をプロジェクトにアップロード

    会議メモ・企画書・過去メールなど、その案件で使う資料をまとめて追加する。

  • 05

    プロジェクト内でチャットを開始する

    「New Chat」をクリックすれば、設定が引き継がれた状態でClaude作業が始まる。

Claudeのプロジェクト機能とは何か?まず30秒で理解する

プロジェクト機能=「案件専用の作業部屋」をClaudeの中に作れる機能

ClaudeのProjects(プロジェクト)とは、案件ごとに会話・資料・指示をひとまとめにして保存できる機能です。いわば「A社専用の作業部屋」「採用広報専用の作業部屋」を、Claude内にいくつでも作れるイメージです。

普通のチャットは、会話を閉じると記憶がリセットされます。でもプロジェクト機能を使えば、その案件の前提情報・資料・これまでの作業内容が常にClaudeに共有された状態になります。毎回「この案件はこういう仕事で…」と説明しなくて済むのが最大のメリットです。

無料プランでも使える?プランの確認方法

プロジェクト機能はClaudeの有料プラン(Claude Pro)以上で利用できます。月額約20ドル(日本円で約3,000円前後)のサブスクリプションが必要です。無料プランでは使えないので注意してください。

プランの確認は、Claudeにログイン後、右上のアカウントアイコンをクリック→「Settings(設定)」→「Billing(請求)」の順に進むと現在のプランが表示されます。

プロジェクト機能で何が変わるか?ひと言で言うと

ひと言で言うと、「毎回ゼロから説明する手間」がなくなります。副業でライター案件とデザイン案件を同時進行しているなら、それぞれ別プロジェクトに仕事のルールを入れておけば、Claudeが最初から文脈を理解した状態で返答してくれます。ズルいくらい便利です。

設定手順ステップ1〜2:プロジェクトを作って名前をつける

左サイドバーから「Projects」を開く

まずClaude(claude.ai)にログインします。画面左側に縦型のサイドバーが表示されています。その中に「Projects」という項目があるのでクリックしてください。

表示されない場合は、左上のハンバーガーアイコン(三本線のマーク)をクリックするとサイドバーが展開されます。初めてProjectsを開く場合は「まだプロジェクトがありません」という画面が出ます。

「New Project」ボタンから新規作成する

Projectsページの右上または画面中央に「New Project」ボタンがあります。クリックするとプロジェクト名の入力欄が出てきます。ここに案件を一目で識別できる名前をつけましょう。

おすすめの命名例はこちらです。

  • 「A社_提案書作成」
  • 「採用SNS_広報文」
  • 「社内定例_議事録」
  • 「副業ブログ_ライティング」
  • 「クライアントB_月次レポート」

会社名・案件種別・作業内容の3つをアンダーバーでつなぐと後から見やすくなります。

設定手順ステップ3〜4:案件のルールと資料を登録する(ここが肝心)

プロジェクト指示欄にClaudeへの「お約束」を書く

プロジェクトを作成すると、「Project instructions(プロジェクト指示)」という入力欄が表示されます。ここがこの機能の核心です。毎回チャットで伝えていた前提情報をすべてここに書いておきます。

具体的に何を書けばいいか、テンプレートを用意しました。コピーして使ってください。

  • 目的:A社向けの提案書の文章を作成する
  • 文体:丁寧だが簡潔。専門用語は避ける
  • 出力形式:見出し+箇条書きを基本とする
  • 毎回の最後に:「次にやること」を3つ箇条書きで追加する
  • NGワード:「最適化」「シナジー」などのビジネス系横文字は使わない

この入力欄は最大で約2,000文字程度書けます。書けば書くほどClaudeの出力精度が上がりますが、まずは「目的・文体・出力形式」の3点だけで十分です。

案件の資料をプロジェクトにアップロードする

プロジェクト指示欄の下または横に、「Add content(コンテンツを追加)」または「Upload files(ファイルをアップロード)」ボタンがあります。ここから案件関連のファイルを追加できます。

対応フォーマットはPDF・Word・テキストファイルなどです。追加できる資料の例はこちらです。

  • 過去の会議メモ(テキストやWord)
  • 企画書のたたき台(PDF・Word)
  • クライアントからのブリーフ(要件まとめ)資料
  • 商品・サービスの説明資料
  • 過去に送ったメールの文面テキスト

資料を入れておくことで、たとえば「この会議メモから決定事項だけ抜き出して」と聞いたとき、Claudeがすでに資料を読んだ状態で答えてくれます。爆速です。

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BEFORE

プロジェクト機能なしの状態

  • 前置き入力毎回200〜300文字の説明が必要
  • 案件の混在複数案件の会話が1つのチャットに混在
  • 資料参照毎回ファイルを貼り直す手間が発生
Projects導入
AFTER

プロジェクト機能あり

  • 前置き入力ゼロ。最初から文脈を理解した状態で開始
  • 案件の管理案件ごとに専用部屋で完全分離
  • 資料参照登録済みなので即座に参照・回答が可能

設定手順ステップ5:実際に使ってみる。プロンプト例も公開

プロジェクト内で新しいチャットを開く

プロジェクト設定が終わったら、プロジェクトページ内にある「New Chat(新しいチャット)」ボタンをクリックします。このチャットを開くと、すでにプロジェクト指示が反映された状態でClaudeが起動します。

試しに最初のメッセージとしてシンプルに「準備できてますか?」と送ってみてください。Claudeが「はい、〇〇プロジェクトの設定を確認しました」のような返答をしてきたら設定成功です。

コピーして使えるプロンプト例5選

プロジェクトを設定したあと、実際によく使えるプロンプトを紹介します。そのままコピーして使ってください。

  1. 「この会議メモから決定事項と次回アクションだけを箇条書きで出して」
  2. 「この提案書の文章で読み手が迷いそうな箇所を3つ指摘して」
  3. 「クライアントへの進捗報告メール文案を300文字以内で作って」
  4. 「この内容で抜けている論点があれば教えて」
  5. 「今の状況を整理して、次にやること3つを優先順に出して」

プロジェクト指示で「文体」「出力形式」を設定済みなので、毎回それを書かなくてもClaudeが自動で反映してくれます。

複数案件の切り替えはこうする

A社案件の作業が終わってB社案件に移りたいときは、左サイドバーのProjectsから「B社プロジェクト」を選ぶだけです。切り替えはクリック1回。それだけでClaudeがB社の前提情報・資料・ルールを読み込んだ状態に切り替わります。

脳のスイッチを切り替えるように、Claudeも案件モードが切り替わる感覚です。副業を複数掛け持ちしている人には神ツール級の使い方です。

失敗しやすいポイントと注意点4つ

プロジェクト指示を書きすぎると逆効果になる

「せっかくだからすべてのルールを書こう」と思って1,000文字以上の長い指示を書くと、Claudeの出力がぶれやすくなります。指示が多すぎると優先順位が曖昧になるからです。

最初は「目的・文体・出力形式」の3項目を各1〜2行で書くだけにしましょう。慣れてから少しずつ追記するのがベストです。

重要な数字・固有名詞は必ず人間が確認する

Claudeが生成した文章に含まれる数字・日付・会社名・固有名詞は必ず自分で確認してください。Claudeは非常に便利ですが、事実関係の誤り(ハルシネーションと呼ばれる)が発生することがあります。社外送信文面・契約関連の表現は特に注意が必要です。

プロジェクトを作りすぎると管理が逆に煩雑になる

最初から10個以上プロジェクトを作ると、どこに何があるかわからなくなります。最初は3〜5個からスタートして、仕事の流れに合わせて増やしていくのがおすすめです。

アップロードした資料は定期的に更新する

プロジェクトに入れた資料が古くなると、Claudeが古い情報をもとに回答する場合があります。案件が進むたびに最新の議事録や資料を追加・更新する習慣をつけましょう。目安は2週間に1回の棚卸しです。

この記事のまとめ

  • ClaudeのProjects機能を使えば、案件ごとのルール・資料・指示を登録して毎回の前置き入力をゼロにできる
  • 設定手順は「プロジェクト作成→指示入力→資料追加→チャット開始」の5ステップで完了する
  • 複数案件の切り替えはクリック1回。プロジェクトごとにClaudeが文脈を自動切り替えしてくれる

まず今日やること:Claudeにログインして、自分が今一番よく使う案件のプロジェクトを1つだけ作って「目的・文体・出力形式」を3行入力する。これだけで明日から作業速度が変わります。

よくある質問

Q1:Claudeの無料プランでもプロジェクト機能は使えますか?

A1:使えません。プロジェクト機能はClaude Pro(有料プラン)以上が必要です。月額約20ドルで利用できます。

Q2:プロジェクト内にアップロードできるファイルの容量制限はありますか?

A2:あります。1ファイルあたり最大約10MB、プロジェクト全体でも上限があります。大きいファイルは要点を抜き出したテキストで代用するのがおすすめです。

Q3:プロジェクトの指示欄を後から編集することはできますか?

A3:できます。プロジェクトページの「Edit(編集)」ボタンからいつでも指示内容を追記・修正できます。案件の進行に合わせて更新しましょう。

CONCLUSION

Claudeのプロジェクト機能で案件管理を自動化できる

  • 毎回の前置き説明が不要になり、チャットを開いた瞬間から作業できる
  • 案件ごとに専用部屋を作れば複数仕事の混在ゼロで管理できる
  • 設定は5分・指示は3行から始められるので今日すぐ実践可能
  • 資料を登録しておけばClaudeが即座に内容を参照して回答してくれる

難しく考えなくて大丈夫です。
まず一歩踏み出せば、あとはAIが助けてくれます。
ズルいくらい、うまくいく。


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