GPTsで営業メール作成を20分で自動化する手順

2026.04.28 READ 7 MIN TOOLS · HOW-TO

「なんとなく使ってるけど、全然使いこなせていない…」そう感じているなら、今日でそれが変わります。手順通りにやるだけで、繰り返しの作業がズルいくらい楽になります。

毎回ゼロから書いている営業メール。前回送ったメールを探してコピペして、名前だけ変えて…という地味な作業。「また同じような文章を書いてる」と感じながら、気づいたら30分経っていた経験はありませんか?この記事を読めば、営業メールの作成が20分の初期設定だけで自動化できます。結論から言うと、ChatGPTの中にある「GPTs(ジーピーティーズ)」という機能でカスタムAIを1つ作るだけです。難しい知識はゼロで大丈夫。今日から使えます。

GPTsって何?「自分専用のAI係」を作れる機能です

GPTsをひと言で説明すると

GPTs(ジーピーティーズ)とは、ChatGPTをあなたの仕事専用にカスタマイズできる機能です。「自分専用のAI係を雇う」とイメージすると分かりやすいです。普通のChatGPTは毎回「営業メールを書いて」「でも丁寧な文体で」「300文字以内で」と一から説明しなければいけません。でもGPTsで作った専用AIは、最初に設定したルールをずっと覚えていてくれます。次から「顧客名と商品名を入力するだけ」でメールが完成します。

誰でも使えるの?費用は?

GPTsを作成・使用するにはChatGPT Plus(月額約3,000円)への加入が必要です。無料プランでは作成できないので注意してください。ただし、一度作ってしまえば何度でも繰り返し使えます。毎日のメール作成に費やしていた時間が節約できると考えると、十分元が取れます。加入はChatGPTのサイト上で数分で完了します。

営業メール以外にも使える?

もちろんです。GPTsは1つのアカウントで複数作れます。営業メール用・お礼メール用・提案書の下書き用など、用途ごとに専用AIを作り分けることができます。今回は「営業メール作成」に絞って手順を解説します。まず1つ作れるようになれば、応用は自然にできるようになります。

20分でできる!営業メールGPTsの作り方【ステップ形式】

ステップ1:GPT Builderを開く

まずChatGPT(chatgpt.com)にログインします。ログイン後、画面左側のサイドバーを見てください。「GPTを探索する」というメニューがあります。そこをクリックすると、GPTストアの画面が開きます。画面右上に「+作成する」ボタンがあるので、それをクリックしてください。または、ブラウザのアドレスバーに直接「chatgpt.com/create」と入力してアクセスする方法もあります。どちらでもOKです。すると「GPT Builder(ジーピーティービルダー)」という、AIと対話しながら設定を進める画面が開きます。

ステップ2:AIと対話して基本設定を決める

GPT Builderを開くと、左側に対話チャット欄、右側にプレビュー画面が表示されます。左側のチャット欄に、まず以下のように入力してみてください。

  • 入力例:「営業メールを自動で作成してくれるGPTを作りたいです」

するとAIが自動で名前の案を提案してくれます。たとえば「営業メール職人」のような名前を提案してくれるので、気に入ればそのまま承認してください。名前と簡単な説明文が自動生成されたら、次のステップに進みます。この対話形式は初心者にとても優しく設計されています。質問に答えていくだけで大枠が完成します。

ステップ3:「指示」欄に具体的なルールを入力する(ここが核心)

GPT Builderの上部にある「構成(Configure)」タブをクリックしてください。対話形式から、より詳細な設定ができる画面に切り替わります。この中に「指示(Instructions)」という入力欄があります。ここに営業メールのルールを書き込むことで、AIが毎回そのルールに従って動いてくれます。以下のプロンプト例をそのままコピーして貼り付けてみてください。

  • あなたは営業メールの専門家です。
  • ユーザーが「顧客名・商品名・提案したい内容」を入力したら、件名・書き出し・本文・締めの4パートで構成された営業メールを作成してください。
  • 文体は丁寧かつ親しみやすい日本語で、1通300文字以内にまとめてください。
  • 宣伝色が強すぎる表現は避け、相手に寄り添ったトーンにしてください。
  • 入力が足りない場合は、不足情報を質問してください。

このプロンプトを貼り付けたら、右側のプレビュー画面で実際に試してみましょう。「顧客名:山田様、商品名:業務効率化ツール、提案内容:作業時間を半分にできる」と入力して、自然なメールが出てくれば設定成功です。

保存・公開の設定と実際の使い方

保存するときの公開範囲の選び方

指示欄の設定が終わったら、右上の「保存」ボタンをクリックします。保存時に公開範囲を聞かれます。選択肢は3つあります。

  1. 自分のみ(Only me):自分だけが使える。最初はこれがおすすめです。
  2. リンクを知っている人(Anyone with a link):URLを共有した人だけが使える。チームで使う場合に便利です。
  3. 全員(Everyone):GPTストアに公開される。最初は選ばなくてOKです。

副業や個人利用なら「自分のみ」を選んで保存してください。これで完成です。

次回から使うときの爆速な手順

一度保存したGPTsは、ChatGPTの左側サイドバーの「GPTを探索する」から「自分が作ったGPT」として表示されます。次回からはそのアイコンをクリックするだけで専用AIが起動します。あとは「顧客名・商品名・提案内容」を入力するだけ。1分以内にメールの下書きが完成します。これが毎日続くことを想像してみてください。1通あたり20〜30分かかっていた作業が、入力30秒+確認1分に変わります。

「やってみた結果」仮定ケースで確認しよう

たとえば、週5日・1日3通の営業メールを書いている会社員のAさんを例に考えてみます。今まで1通あたり平均20分かかっていたとすると、週に300分(5時間)を営業メールだけに使っていた計算になります。GPTsを設定してからは、1通あたり2分以内に短縮。週の作業時間が30分まで減りました。浮いた4時間30分を新規顧客リサーチや提案書作成に使えるようになったAさんは、翌月の成約数が増えた、という変化が生まれます。作業量は同じでも、使う時間の中身が変わるのがGPTsの神ツールたるゆえんです。

失敗しやすいポイントと注意点

指示が曖昧だと出力がズレる

GPTsで一番つまずくのが「指示文が曖昧すぎる」パターンです。たとえば「丁寧なメールを書いて」だけでは、AIにとって何が「丁寧」なのかが不明確です。「件名は20文字以内」「書き出しは〇〇様ではじめる」「本文は3段落で構成」など、具体的な数字や構成を入れることで、ブレのない出力が安定します。最初に作ったプロンプトは「思ってたのと違う」となることが多いので、プレビューで何度もテストして調整するのが正解です。

機密情報はアップロードしない

GPTsには「ナレッジ(Knowledge)」という機能があり、自分のファイルをアップロードしてAIに読み込ませることができます。過去の営業メールサンプルをアップロードすれば、より自社のトーンに近い文章を生成できます。ただし、顧客の個人情報・社外秘の資料・契約書などは絶対にアップロードしないでください。OpenAIのサーバーに保存されるリスクがあります。使うファイルは「文体のサンプル」程度にとどめましょう。

AIの出力は必ず人間が確認する

GPTsが作ったメールはあくまで「下書き」です。事実誤認・誤字・失礼な表現が含まれることがあります。送信前に必ず自分で読み直す習慣をつけてください。AIはスピードを提供してくれますが、最後の判断は人間がするもの。この感覚を忘れなければ、GPTsは最強の相棒になります。

この記事のまとめ

  • GPTsはChatGPT Plusで使える「自分専用AI係」を作れる機能。設定は対話形式で20分以内に完成する。
  • 「指示(Instructions)」欄に具体的なルールを書き込むことが、出力品質を上げる最重要ポイント。
  • 一度作れば次回からワンクリック起動。入力するだけで営業メールの下書きが爆速で完成する。

まず今日やること:ChatGPTにログインして「chatgpt.com/create」にアクセスし、GPT Builderを開いてみる。それだけでOKです。画面を見るだけでも、「あ、これなら自分でもできる」と感じるはずです。

よくある質問

Q1:ChatGPT無料版でもGPTsは作れますか?

A1:作成にはChatGPT Plus(月額約3,000円)への加入が必要です。無料プランではGPTsの作成・カスタマイズはできません。

Q2:一度作ったGPTsは後から編集できますか?

A2:はい、いつでも編集できます。「GPTを探索する」から自分のGPTを選び、「編集」ボタンから指示文や設定を自由に変更できます。

Q3:スマホからでもGPTsは使えますか?

A3:ChatGPTのスマホアプリからも使用できます。ただし作成・編集はブラウザ版の方が操作しやすくておすすめです。


難しく考えなくて大丈夫です。
まず一歩踏み出せば、あとはAIが助けてくれます。
ズルいくらい、うまくいく。